青空

輝け!サッカーボーイ! 日向

下村くんも前に進めてるみたいだしよかった!
ほんとに辞めるつもりだったとかばかだなー

あれくらいで、、
何もしてないじゃんってね!

「今日からあいつこんしな!」
「うし!あいつらに見返すぞ!」

まーだ、言ってるのー?ばかだなー
「日向ー!どこに行ってたの?」
日向「ん?トイレ!待たせてごめんね!」
「てかさ、ずっと男子が話してるけどC組の下村ってどういうやつだろー」
日向「あー!すっごいマイナス思考だよー、、」
「え!話したことあるの、、?」
日向「だって、みんなから何か言われるくらいで辞めるとか、、おかしーよ!」
「日向、、ほんっとあんたは優しいね、、」
日向「何か悔しい。あいつ、今日から頑張ると思うよ」「え、、?」
日向「一応、励ましといたから!!」

日向「ただいまー。あ、まだ、幸輝は帰ってきてないの?」
ばあちゃん「おかえり、そうじゃの、、また、遊んでるんじゃないのか、、?」

中1の弟、幸輝は中学になったからと
毎日、遅くまで遊んでる

日向「千恵ー、風呂はー?」
千恵「あとでー!うざー!」

小5の妹、千恵は反抗期みたいで態度が悪い
ばあちゃん「すまんのー、日向、、」
日向「んーん、ばあちゃん、先、風呂入っていいよ!うち、ご飯の準備するから!」
ばあちゃん「助かるのー!さすが、あたしが育てた子じゃ!」

うちがやらなきゃ、誰がやる?
ここに住ませてくれてるだけで充分だよ!
あの2人もそのうちわかるはず

2人には数年前に事情を教えた

同時、幸輝8歳、千恵6歳
幸輝「なんで、じーじとばーばだけなのー?」
千恵「みんな、とーちゃん、かーちゃんいるー」

ついに聞く時がきた、、と3人

日向「うちにはいないんだよ」
千恵「何、それー。おかしいー。」
ばあちゃん「2人とも聞いてほしいんじゃ、、」

事情を理解した2人
幸輝「僕のせいなんだ、、」
千恵「2人は別々なのー?」

やっぱり、うちが幼い時と一緒

次の日
「やっぱ、こんかったなー」
「とうとう辞めたなw」

えー、部活行ってないのー?
下村くんに電話した

日向「もしもしー!昨日、部活、行ってないのー?」
幸矢「あー、昨日は行きたくなかったし自主練してた!みんなから何か言われるより1人の方が断然、集中できるしな!あの連中とかに言うなよ!」
日向「練習ならよし!今日からは行ってよー!きてないって話してたからさー」
幸矢「うす、、行きずれー、、」
日向「ファイト!うちもいるから!」

今からが本番なんだよ!サッカーボーイ!

でも、うちもこんなに誰かを応援するなんてはじめて、、
怒ったり励ましたりするもののそれっきりだったのに、、

何かあのばかだけは気になる、、
練習は頑張ってるかみんなから何か言われて
また、渦巻に包まれてないか、、って心配になる、、
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