聖夜に身ごもったら、冷徹御曹司が溺甘な旦那様になりました
攻防を続けること数日間。とうとう痺れを切らした彼が玲奈のマンションに突撃してきた。
「ふ、副社長!?」
時刻は夜十時過ぎ。玲奈はちょうど風呂からあがったところで、ノーメイクにパジャマ姿だった。かすかに開いたドアの隙間に彼は身体を滑りこませた。
「悪いが、邪魔するぞ」
「こんな時間に……」
玲奈は抗議の意をこめて彼を睨んだが、十弥は少しもひるまない。
「会社じゃ話にならないからな」
十弥はずかずかと部屋にあがりこみ、勝手にソファに腰をおろした。そして、隣に座れと玲奈に目線で示す。玲奈は渋々ながら応じたが、せめてもの抵抗でソファではなく床に座った。
十弥は深いため息とともに、静かに口を開く。
「きちんと話をしよう。君の身体が心配だから」
彼の声には切実な響きがあった。本当に玲奈を心配してくれていることは十分に伝わる。だが、それでも玲奈はかたくなだった。窓際のモンステラをじっと見つめたまま、冷たく返す。
「身体は大丈夫です。妊娠なんてしていませんから」
「じゃあ調べてみろ。さっき薬局で買ってきたから」
十弥はビジネスバッグのなかから大手ドラッグストアのビニール袋を取り出して玲奈に押しつけた。
「自分の目で結果を見れば、もう現実逃避はできないだろ」
玲奈の気持ちなどおかまいなしに彼は正論をぶつけてくる。
「ふ、副社長!?」
時刻は夜十時過ぎ。玲奈はちょうど風呂からあがったところで、ノーメイクにパジャマ姿だった。かすかに開いたドアの隙間に彼は身体を滑りこませた。
「悪いが、邪魔するぞ」
「こんな時間に……」
玲奈は抗議の意をこめて彼を睨んだが、十弥は少しもひるまない。
「会社じゃ話にならないからな」
十弥はずかずかと部屋にあがりこみ、勝手にソファに腰をおろした。そして、隣に座れと玲奈に目線で示す。玲奈は渋々ながら応じたが、せめてもの抵抗でソファではなく床に座った。
十弥は深いため息とともに、静かに口を開く。
「きちんと話をしよう。君の身体が心配だから」
彼の声には切実な響きがあった。本当に玲奈を心配してくれていることは十分に伝わる。だが、それでも玲奈はかたくなだった。窓際のモンステラをじっと見つめたまま、冷たく返す。
「身体は大丈夫です。妊娠なんてしていませんから」
「じゃあ調べてみろ。さっき薬局で買ってきたから」
十弥はビジネスバッグのなかから大手ドラッグストアのビニール袋を取り出して玲奈に押しつけた。
「自分の目で結果を見れば、もう現実逃避はできないだろ」
玲奈の気持ちなどおかまいなしに彼は正論をぶつけてくる。