聖夜に身ごもったら、冷徹御曹司が溺甘な旦那様になりました
「そもそも、君のこの身体が悪い。俺を誘うように甘く熟している」

 熱い吐息混じりに彼がささやく。鏡にうつる自身の淫らな姿に玲奈の頬がかっと赤く染まる。十弥はそのまま玲奈の耳に舌を這わせた。強弱をつけて刺激され、玲奈は腰から崩れ落ちそうになる。

「耳が弱いのか。かわいいな、芦原は」

 獲物をとらえた肉食獣はもう止まらなかった。舌先で玲奈の耳を弄びながら、手は柔らかで形のいい両の胸をゆるゆると撫で回す。

「あ……あぁ!」

 ぷっくりと膨らんだ先端を指で弾かれ、玲奈ははしたない嬌声をあげた。待ち望んでいた甘い刺激に、心も身体もとろけていく。摘ままれ、舌で転がされ、もう彼のなすがままだった。

「あっ、ダメ」

 下腹部が切なく疼く。玲奈の内腿をとろりとつたった蜜をぬぐうと、十弥はそのまま彼女の秘所に指を這わせる。弱いところを的確に攻められ、玲奈の唇からこぼれる甘い喘ぎは止まらなかった。
十弥は浴槽に軽く腰かけると、鏡に手をつき浅い呼吸を繰り返している玲奈を呼ぶ。

「おいで、芦原」

 彼に促されるまま玲奈は彼の膝の上にまたがった。この体勢だと玲奈が少しだけ彼を見おろすことになる。上目遣いに甘い眼差しを向けられ、玲奈の胸はどくんと大きく鳴った。

「この程度でへばるな。俺のほうはまだまだ全然足りない」

 背骨がきしむほどに強く抱きすくめられ、ひと息に貫かれる。突きあげられるたびに、痺れるような快楽が押し寄せた。これまで知らなかった極上の味を、玲奈はその身体にたっぷりと覚えこまされた。
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