聖夜に身ごもったら、冷徹御曹司が溺甘な旦那様になりました
「不安か?」

 気遣わしげな十弥の声に、玲奈はきっぱりと首を横に振る。

「不思議なくらいに、不安はないの。楽しみで楽しみで、仕方ない」

 花がほころぶように笑う玲奈の頬に十弥は優しいキスをする。

「俺もだ。君と俺たちの娘と、三人で歩む未来が待ちきれない」
「パパとママは準備ができてるからね。いつでも出ておいで!」

 玲奈はお腹を撫でながら、愛しい娘にそう言葉をかけた。すると、応答するかのようにボンという元気なキックが返ってきた。

「あ。今、お腹が動いたな」
「十弥も気がついた? すっごく力強いキックだったよ」

 それからちょうど一週間後、玲奈は無事に元気な女の子を出産した。

 
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