キラキラ星
ネズミーランドの入口は、平日なのにかなり

並んでいた。

「うわー、こんなに早く来たのに…スゲぇな」

「うん。迷子にならないようにしなきゃ」

「じゃあ、手を繋いで歩こうか?」

「うん。お願いします…」

「美香、今日は晴れてるから日焼け止めとか

帽子持ってきた? 仕事に支障があるとマズイし」

「うん!冷汗タオルとか…ハンド扇風機もあるよ」

「準備万端だな」

「うん。朝腕に日焼け止めしてきたけど、

並んでるうちにもう一度塗っておくね。」

「うん。荷物持つぞ」

「ありがとう。日焼け止め〜 じゃあはい」

「うん。重っ!

こんなに重いなら俺が持ってやる」


「ゴメンね。アレやコレやと熱中症対策グッズを

入れたらこんなになっちゃったんだ〜」


「ガイドブックも持ってたしな〜」

「うん…ゴメン…」

「謝るなよ。大丈夫だし熱中症対策はバッチリ

なんだろ?」

「うん!もちろん。ガイドブックにも書いて

あったのは一応入ってる!」

「ありがとうな。美香」ニコニコと美香を見る

美香もニコニコしながら頷いていた。

「あ! 開園したみたい!列が進み始めたよ」

「今日一日楽しもうな!」

「うん!」

純粋で優しい、時々 おっちょこちょいの所が

あるが、可愛い俺の彼女。ずぅーと一緒にいて、

お互いに唯一無二の存在になれるように、

俺も頑張るぞ!
< 146 / 526 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop