フォンダンショコラな恋人
「私服、可愛いな」
「もう、倉橋先生、お上手ですね」
翠咲に笑顔で返されて社交辞令に取られているな、と倉橋は感じた。
そうじゃないんだが。
その時だ。
ロビーに、一際目立つカップルが入ってきたのは。
女性は先日飲み会で翠咲と一緒にいた、高槻結衣と名乗っていた女性で、その横にいる男性はなかなかに雰囲気のある顔立ちの整った人物だった。
背が高く、紺色の浴衣の着こなしも粋だ。
営業社員がすぐに駆け寄り「蓮根先生!」と呼んでいる。
──先生……士業だろうか?
「今年もお邪魔します」
「涼真さん、受付してきますね」
「ん、結衣さん、よろしく」
蓮根と呼ばれた人物はこちらでも上客のようで、その男性社員の他も部長クラスが何人も挨拶に行っているのが見える。
高槻結衣も綺麗な浴衣姿で、本当にお似合いの2人だった。
「結衣ちゃん、今年も蓮根先生とご一緒なのね?」
「はい。あ、受付お願いいたします」
「はあい。相変わらず、仲良しで素敵ね」
「あははー、ありがとうございます」
「もう、倉橋先生、お上手ですね」
翠咲に笑顔で返されて社交辞令に取られているな、と倉橋は感じた。
そうじゃないんだが。
その時だ。
ロビーに、一際目立つカップルが入ってきたのは。
女性は先日飲み会で翠咲と一緒にいた、高槻結衣と名乗っていた女性で、その横にいる男性はなかなかに雰囲気のある顔立ちの整った人物だった。
背が高く、紺色の浴衣の着こなしも粋だ。
営業社員がすぐに駆け寄り「蓮根先生!」と呼んでいる。
──先生……士業だろうか?
「今年もお邪魔します」
「涼真さん、受付してきますね」
「ん、結衣さん、よろしく」
蓮根と呼ばれた人物はこちらでも上客のようで、その男性社員の他も部長クラスが何人も挨拶に行っているのが見える。
高槻結衣も綺麗な浴衣姿で、本当にお似合いの2人だった。
「結衣ちゃん、今年も蓮根先生とご一緒なのね?」
「はい。あ、受付お願いいたします」
「はあい。相変わらず、仲良しで素敵ね」
「あははー、ありがとうございます」