星に愛された彼女は
「…はぁ、少し席を外すわ」

ガタッと椅子から離れると逃げるんですか?と、声を掛けられる

「逃げてないわよ。この調子で睨み合ってても話は平行線のままでしょ?」

振り返ってため息混じりそうに言うがハルヤは私から目を逸らしもしない

「あなたが折れればいい」

「そっちが折れて。私は大きな情報を与えたつもりよ」

そう言って一旦その場を立ち去ろうとしたとき後ろから気配がした

咄嗟に最小限の動きで避ける

「っ…!」

「…あなたは一体…何者ですか?」

ジワジワと距離が縮められる

しまった、今のはよけるべきじゃなかった…

ハルヤは私を警戒しながらゆっくりと近づく

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