星に愛された彼女は
まじでこいつ力加減分かれよ...そんなんだからあの女からも好かれないんだよ馬鹿
腹が立ってきてそろそろ声を荒げようと口を開こうとした時
「おい」
誰かが横から私と利樹の間に入った
見覚えのある後ろ姿に私はすぐに気がついた
「...シュン?」
私と同じように変装...とまでは言わないがいつもよりもオシャレな感じで大人っぽい、普段とは違う雰囲気を漂わせていた。
どこか落ち着いていて、でも...怒っているようだった
普段の姿からは想像できないな、なんて呑気に考えていたが利樹の声でハッとする
「痛えよ!!!誰だよお前!離せよ!」
シュンは私の手を掴んでいた利樹の手を力強くひねりあげていた
「こいつに気安く触れるな」
そう淡々と、でも怒りが含まれているその声と力に利樹は顔を赤くした
「ふざけんな!!!急に来てなんなんだよお前は!!!」
私は利樹から解放された手首が傷ついていないかを確認してシュンの顔を見上げた
「助けに来たの?」
シュンは私の声を聞くと利樹の離してからゆっくりとこちらに視線を向けてニッといつもの笑顔を浮かべてた
「惚れてもいいぜ」
そんな彼の言葉に思わずキョトンとしてしまう
確かにこんなにかっこよく登場されちゃそこら辺の女子だったらイチコロなんだろうな...けど
「私を口説くには100年早いよ」
残念ながら今は怜一筋なんでね