【短】お前が誰のものか分からせてやるよ。
瑠衣の意地悪な問いかけにも、言葉が出ない。泣きそうになりながら首を横に振る。
ゆるく結んであった髪がほどかれ、枕に散った。
自分でも気づかないうちに、太ももを閉じてこすり合わせているみたいで。
そんな恥ずかしい動きが、密着している瑠衣にバレないわけがない。
息だけで小さく笑った彼の手が、腰からお尻へ滑って閉じた脚を割り開く。
奥に触れられるかと思ったら違う。内腿を掌ぜんぶで、さすられるだけ。
さっきと同じもどかしい息をついてしまった。
「言うまで、触ってやらない」
瑠衣がこんなことを言うから、苦しいぐらいに焦れているはずなのについ笑ってしまった。
「瑠衣ってこんなに意地悪だったっけ」
「……ああ、ごめん。お前の乱れたところを、見たくてついな」
「うっ……乱れてなんか」
「そうか? さっきから意地悪するたびに、どんどん蕩けた顔になってるけど」
鏡を見たわけじゃないから、自分がどんな顔をしているのかは分からない。
きりっとした表情じゃないことは確かだろうけど、そんなにだらしない表情なのかな。
また恥ずかしくなって、手の甲を額に当てるようにして顔を隠した。
すぐに瑠衣の手が私の手首をつかんでどけて、それから顔を近づける。
しまった、と思う時間すらもらえない。ちゅっと音を立てて胸の先にキスされる。
それだけじゃなくて……
「んっ、あ、ああ……っ!」
さっきから痛いぐらいに勃っているところをきつく、吸われている。吸われた口の中で舌が動いて転がされて、悲鳴をあげてしまった。
「あーっ!あっ……ああっ!」
蕩けていないのは本当。正確に言うと、蕩ける暇なんてなかった。