【短】お前が誰のものか分からせてやるよ。
体の内側を揺らす波は思ったよりも突然で、大きい。あっという間に飲み込まれて、達してしまった。あまりに快楽が鋭くて、間抜けなことに一瞬息の仕方を忘れてしまった。
口をぱくぱくしてから数秒後、ぜいぜいと喘いでいる私を見て瑠衣が尋ねる。
「これから挿れるけど、嫌だったら言えよ。これから先は泣いて頼んでもやめてやれないから」
あ……もしかして学生の時に強引にしちゃったことを気にしてる?念を押すような言い方で気付いた。
今、私が嫌だと断れば瑠衣はきっと途中だけど止めてくれるんだろうと思う。
自分がどれだけ大変だとしても。
でも、私は最後までしてほしい。
「ううん、嫌じゃない。私、瑠衣になら抱かれたい」
はにかみながら、瑠衣の首に腕を回してぎゅっと抱きついた。
瑠衣は一瞬ポカンとして、すぐに顔を赤くする。
「……いつからそういう煽るような言葉覚えたんだよ。俺以外に言うの禁止な」
いつも余裕綽々な瑠衣が珍しく焦っていて、なんだか可愛い。
「瑠衣、大好きだよ」
瑠衣に抱き付いたまま耳元で囁いてみる。
たった2文字を言うだけで顔から火が出そうなほど恥ずかしいけど、やっぱり伝えずにはいられなかった。
たぶんこういうのも煽ってるって言うんだろうけど、彼がストレートに想いを伝えてくれたように私も同じように想いを伝えたかった。
私の心も身体も、既に瑠衣に捕らえられて、支配されてしまっている。
その心からの想いを伝えたいと思ったんだよ。
私の言葉に瑠衣は僅かに目を見開いたけど、すぐに優しい笑顔を向けてくれた。
そして、瑠衣は私を包み込むと甘美な口づけの雨を降り注いできた。
スイーツよりも断然に甘いキスに酔いしれていたら唇が離れる。
私の回していた腕をやんわりと外され、頬に手を宛がわれもう一度キスを受けた。
「俺も好きだ。大事にするから、一生俺の傍にいてくれるか?」
「……うん」