挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<冥府の王宮・4>
<瞑王との会見>

指定されたのは大広間ではなく、
小さな応接間だった。

瞑王の私的な要件で、使用する
ものらしい。

「瞑王様、天界の神蔵様がいらっしゃいました」
そう言って、
レナちゃんは神蔵に、片目でかわいくウィンクして、立ち去った。

神蔵は丁寧に頭を下げて、
起こす時に、視界に入った瞑王を見た。

ふてくされている少年が座っている・・・のように見えた。

ダボダボのTシャツとハーフパンツ、スニーカー、ラップでも
やるかという服装だ。

髪は肩位までの長さだが、
前髪がすだれ状態になっている。



< 10 / 64 >

この作品をシェア

pagetop