挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<マンション・3>
身体のバランス、柔軟、リズム感はどうだろうか・・・
神蔵は確認したかった。
「私と同じ動作をしてください」
神蔵はそう言うと、床に座り、
バレエダンサーのように
足を開脚して、床に胸をつけた。
エリカはしぶしぶ床に座った。
背中が猫のように、丸くなって
しまう。
壊滅的に体が硬い。
神蔵がうなった。
「この動作はどうですか?」
神蔵がスキップをして見せた。
エリカの足がちぐはぐになって
もつれた。
あちゃー・・
これはもう、ウルトラマックス・ダメパターンではないか。
神蔵がピアノにむかった。
「何か歌ってください」
「歌、知らない」
「では同じ音で、声を出して
くれますか。
あああああああー」
「あ”あああああああー」」
音痴だった。
神蔵は頭を抱えた。
「お前が無理だと、報告して
くれればいい」
瞑王が、ピアノの足のそばに座り込んで、膝に顔を埋めて言った。
・・・自らの失脚宣言か・・・・
神蔵は考えていた。
この小僧瞑王候補は、ふてくされているが、
とりあえず、指示には従ってくれた。
かわいいアイドルではなく、
風変わりな方が、おもしろく
仕上がるのではないか。
身体のバランス、柔軟、リズム感はどうだろうか・・・
神蔵は確認したかった。
「私と同じ動作をしてください」
神蔵はそう言うと、床に座り、
バレエダンサーのように
足を開脚して、床に胸をつけた。
エリカはしぶしぶ床に座った。
背中が猫のように、丸くなって
しまう。
壊滅的に体が硬い。
神蔵がうなった。
「この動作はどうですか?」
神蔵がスキップをして見せた。
エリカの足がちぐはぐになって
もつれた。
あちゃー・・
これはもう、ウルトラマックス・ダメパターンではないか。
神蔵がピアノにむかった。
「何か歌ってください」
「歌、知らない」
「では同じ音で、声を出して
くれますか。
あああああああー」
「あ”あああああああー」」
音痴だった。
神蔵は頭を抱えた。
「お前が無理だと、報告して
くれればいい」
瞑王が、ピアノの足のそばに座り込んで、膝に顔を埋めて言った。
・・・自らの失脚宣言か・・・・
神蔵は考えていた。
この小僧瞑王候補は、ふてくされているが、
とりあえず、指示には従ってくれた。
かわいいアイドルではなく、
風変わりな方が、おもしろく
仕上がるのではないか。