挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<エピローグ・2>

神蔵が神殿の外に出ると、
深紅のフードをかぶった
属性・女が立っていた。

「神蔵様、ご無沙汰しております」
レナが紅い唇を、少しとがらせて
言った。

「レナちゃん・・・」
神蔵は
気が抜けたように呼び掛けた。

「本日は冥界からの使者として、
神蔵様にお願いがありまして」
「はい・・」

レナはもったいをつけるように
「神蔵レオン、
冥界アイドルとして、
瞑王様の代理で、継続をお願いしたいのです」

神蔵は、戸惑いの様子を見せて答えた。
自分では判断できない。

「でも、私は神殿の所属で・・」
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