挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<エピローグ・4>

レナは胸の谷間から
USBメモリーを取り出した。

「このなかに
<朝顔の観察日記>というフォルダが入っているのだけど・・」

神蔵が息を呑み、一歩退いた。

レナがにっこり笑った。
しかし、目が笑っていない。

「私と瞑王様、おそろいなの。
現世の通販で買っているから。
私が選んであげているのよね。」

グキグキグキ・・・
神蔵の脳みそが、悲鳴をあげていた。

レナは、人差し指を唇に当て、
いかにもわざとらしく
「これ、画像が入っていないのよね。
だから、私の画像を一緒に入れておいたから」

レナは、神蔵の目の前で
USBメモリーを揺らした。
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