関係に名前を付けたがらない私たち
 こういうことなんじゃないか、と私の頭は理解する。

 ああ、そっかそっか。私も耕平もお互いに「どうでもいい」と思っているんだ。なるほどなるほど。ようやく腑に落ちた。

 お互いにどうでもいいと思いながら、離れるのは何となく寂しいから一緒にいるだけ。
そんな生活をダラダラと続けていた。
耕平にいくら訴えたところで何も変わらない。私を好きだと言ってくれても、中身の伴わない生活が続くと好きが何なのかすら分からなくなる。

 若い頃はいちいち自分の年齢を意識しながら生きていない。けれどある日、私はふと思った。

―――なにやってんだろ私。このまま年取っておばさんになっちゃうの?
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