愛するあなたへ〜blue roseを私にください
中に入ると、その人は立って待っていてくれた。
「初めまして。私、翔羽コンサルティングの日比野と申します」
「青羽です。まぁ、座って」
緊張しながら、青羽社長の向かい側に腰をかけた。
「プレゼンも初めてな上、羽瀬コンサルと勝負するんだって?」
「は、はい・・・」
「不安そうだね、自信がないのかな?」
「はい、練習しても上手く説明出来なくて困っています」
「上手くって、どういう説明?」
「間違わずに相手に分かりやすいようにと意識すればするほど、頭が真っ白になってしまうんです」
「うーん、そんなプレゼン、聞いてる方は興味ないよ」
「えっ?」
「依頼した方は、一体、今何が問題なのかとか、自分達のこれからが、どう変っていけるのか、そのためにはどうするのか、納得したら、実現のためにこの人達と一緒に進めたい、そういう事を想像できる話し方じゃないと、ただ資料を読むだけじゃ、資料もらって自分で読むよ」
社長の言葉は、私の身体に染み込む。
「羽瀬くんの初めてのプレゼンもそうだったよ。流暢に自分達の考えを説明してたけど、心に響かなかった。他人事のように聞こえたよ」
あの翔さんが、青羽社長に出会って、考えが変った気持ちが凄く分かった。
「初めまして。私、翔羽コンサルティングの日比野と申します」
「青羽です。まぁ、座って」
緊張しながら、青羽社長の向かい側に腰をかけた。
「プレゼンも初めてな上、羽瀬コンサルと勝負するんだって?」
「は、はい・・・」
「不安そうだね、自信がないのかな?」
「はい、練習しても上手く説明出来なくて困っています」
「上手くって、どういう説明?」
「間違わずに相手に分かりやすいようにと意識すればするほど、頭が真っ白になってしまうんです」
「うーん、そんなプレゼン、聞いてる方は興味ないよ」
「えっ?」
「依頼した方は、一体、今何が問題なのかとか、自分達のこれからが、どう変っていけるのか、そのためにはどうするのか、納得したら、実現のためにこの人達と一緒に進めたい、そういう事を想像できる話し方じゃないと、ただ資料を読むだけじゃ、資料もらって自分で読むよ」
社長の言葉は、私の身体に染み込む。
「羽瀬くんの初めてのプレゼンもそうだったよ。流暢に自分達の考えを説明してたけど、心に響かなかった。他人事のように聞こえたよ」
あの翔さんが、青羽社長に出会って、考えが変った気持ちが凄く分かった。