エリート弁護士との艶めく一夜に愛の結晶を宿しました
結婚する前の父とのやりとりや稀一くんの本音を聞き出して、その後どうするの? 私たちふたりだけならともかく、今は大きく状況が変わってしまった。
私は伏し目がちになる。
「……不安になったの。稀一くんと夫婦でいるのが」
相手のせいにするのはよくない。でも今の私が言える精いっぱいの本音だ。
そんな曖昧な理由で?と問い詰められるのを覚悟する。弁護士という職業柄、彼は離婚の重みを人一倍よくわかっている。
稀一くんは両手で私の顔を包み込むように触れ、額を重ねてきた。
「結婚して早々、落ち着く暇もなく家を空けて悪かった。日奈乃が大変なときにひとりにして、不安な思いをさせたんだな」
あやふやな私の言い分を彼なりに解釈して寄り添おうとしてくれている。目の奥がじんわり熱くなり、唇をきつく結んだ。
稀一くんは私から視線を逸らさない。
「なにも心配しなくていい。そばにいる。俺がずっと守っていくから」
視界が涙の膜で覆われる。
もう後ろ向きなことを考えるのはやめよう。仮に稀一くんが私に対する気持ちがないまま結婚したとしても、大事にされているのは事実だ。さらにはこうして子どもまで授かった。
私がもっと頑張ればいい。他の誰が現れても、稀一くんが私と結婚してよかったって思ってもらえるように努力しよう。
心の中で強く決意して私は稀一くんと結婚生活を継続させることを選んだ。
私は伏し目がちになる。
「……不安になったの。稀一くんと夫婦でいるのが」
相手のせいにするのはよくない。でも今の私が言える精いっぱいの本音だ。
そんな曖昧な理由で?と問い詰められるのを覚悟する。弁護士という職業柄、彼は離婚の重みを人一倍よくわかっている。
稀一くんは両手で私の顔を包み込むように触れ、額を重ねてきた。
「結婚して早々、落ち着く暇もなく家を空けて悪かった。日奈乃が大変なときにひとりにして、不安な思いをさせたんだな」
あやふやな私の言い分を彼なりに解釈して寄り添おうとしてくれている。目の奥がじんわり熱くなり、唇をきつく結んだ。
稀一くんは私から視線を逸らさない。
「なにも心配しなくていい。そばにいる。俺がずっと守っていくから」
視界が涙の膜で覆われる。
もう後ろ向きなことを考えるのはやめよう。仮に稀一くんが私に対する気持ちがないまま結婚したとしても、大事にされているのは事実だ。さらにはこうして子どもまで授かった。
私がもっと頑張ればいい。他の誰が現れても、稀一くんが私と結婚してよかったって思ってもらえるように努力しよう。
心の中で強く決意して私は稀一くんと結婚生活を継続させることを選んだ。