S系敏腕弁護士は、偽装妻と熱情を交わし合う
鼻から抜けるような甘い吐息が零れて、それも逃すまいと彼の唇が追いかける。口腔内を余すところなく舌で攻められ、不慣れな菜乃花は必死に応えた。
キスに夢中になっているうちに服を脱がされ、気づけば生まれたままの姿になっていた。
「……いつの間にこんなに色っぽい体つきになってたんだ」
どことなく切羽詰まったような声色だった。感じ入ったように言われて羞恥に襲われる。
「や、恥ずかしい」
両手で胸や下腹部を隠そうとしたが、たやすく阻止され、ベッドに両手を縫い留めるようにされた。
「ほんの少し前まで子どもだったのに」
「もう二十四歳なんだから、大人扱いして」
「言われなくてもそうする」
ふっと笑みを漏らし、朋久のキスが落ちてくる。
首筋や肩を伝い、胸元に移動していく唇が菜乃花の呼吸を徐々に弾ませていく。キスの雨は胸元だけに留まらず、腕や足、全身の隅から隅までに及ぶ。
「菜乃の体、すっごく熱い」
「そ、それはワイン飲んだから」