S系敏腕弁護士は、偽装妻と熱情を交わし合う
「ちょっ、朋くん!」
問題発言を窘める。菜乃花自身も体が熱くなったのは絶対に内緒だ。
「菜乃、今日は定時にあがるぞ。早く帰って菜乃をたっぷり味わいたい」
菜乃花を軽く抱きしめ、体を反転させる。
「私は食べ物じゃありませんからっ」
反論するくせに、菜乃花も朋久の提案には大賛成だった。
「さてと、次の弁護士のところに行っておいで」
「はい、いってきます」
頭頂部にキスをひとつ落とし、朋久が菜乃花の背中をそっと押す。
彼の部屋を出ながら、やはり自分には朋久の秘書は務まらないなと思わずにはいられない。結局は彼の仕掛ける甘い罠に簡単にかかってしまうから。
キスの余韻を引きずりながら、菜乃花は足を踏み出した。
番外編END


