あお
笑って、そう言う彼の言葉に、私は自然に全部吐き出していた。
今日初めて会った人にもかかわらずに…
「なるほどな…、つらい時だな。俺も去年は今のあんたみたいにつらかったよ。でもそれもずっと続くわけじゃないからさ。俺はやりたい事をみつけられたから大学もやめたし。今はそのために稼ぎまくってるってわけさ」
「へぇ…、よかったねぇ、みつかって…」
「ところでさぁ…名前なんての?俺は滝原健藏」
「藤崎舞子…です」
「舞子ってさぁ、一年のいとこの一つ上ってことは、俺とタメだな」
「あ、そうだね」
「…そろそろ帰るか。いとこちゃんが心配してるかもしれんぞ」
「えっ、もうこんな時間!?あ…でも……」
「何?」
「私…夢中で走ってきて、帰り道がわかんない…」
「は?わからずにこんなとこまで来たのかよ。しょうがねぇなぁ、おくってやるよ」
健藏さんは、大学までおくってくれた。
「こっからはわかるよな?家までおくってもいいけど、これからまたバイトなんだ。悪いな」
今日初めて会った人にもかかわらずに…
「なるほどな…、つらい時だな。俺も去年は今のあんたみたいにつらかったよ。でもそれもずっと続くわけじゃないからさ。俺はやりたい事をみつけられたから大学もやめたし。今はそのために稼ぎまくってるってわけさ」
「へぇ…、よかったねぇ、みつかって…」
「ところでさぁ…名前なんての?俺は滝原健藏」
「藤崎舞子…です」
「舞子ってさぁ、一年のいとこの一つ上ってことは、俺とタメだな」
「あ、そうだね」
「…そろそろ帰るか。いとこちゃんが心配してるかもしれんぞ」
「えっ、もうこんな時間!?あ…でも……」
「何?」
「私…夢中で走ってきて、帰り道がわかんない…」
「は?わからずにこんなとこまで来たのかよ。しょうがねぇなぁ、おくってやるよ」
健藏さんは、大学までおくってくれた。
「こっからはわかるよな?家までおくってもいいけど、これからまたバイトなんだ。悪いな」