みうとうみ               ~運命の出会いは突然に~
 不謹慎だと分かっている。

 けれど、大洋がわたしを頼ってくれたという事実にわたしは嬉しさがこみ上げるのを抑えられなかった。

 なのに、あのときのわたしは……

「あんな無茶苦茶な態度をとったから自業自得なのに、美羽さんに拒絶されてもう何もかも嫌になった。死んだほうが楽だなって思った。今までどんなに辛くてもそんなこと考えたことなかったのに。それでこの写真の前で、おれもおまえのところに行こうかなって言ったら……」

 大洋は写真立てに手を伸ばしてそっと持ち上げ、写真に微笑みかけて言った。
< 104 / 132 >

この作品をシェア

pagetop