みうとうみ               ~運命の出会いは突然に~

***

「で、誰ですか。あれ。彼氏?」

「違う。例の傘の子」

「えーっ、何でまた図書館にまで」

 翌日の昼休憩。 
 わたしはかいつまんで事情を話した。

「ってことは、ホストなんだ。その子」

「うん。お店勤めじゃないって言ってたけど」

「それ、美羽さんをハメて、客にしようとしてるんですよ。ぜったい」
 神妙な顔で言う咲ちゃんを見て、わたしは思わず吹き出した。

「ハメるとか、そんなに悪い子じゃないんだよ。たまたま職業がホストってだけで。それになんだか気が合うんだ」

 昨日も食事をしながら、「本って面白いんだな。もっといろんな本が読みたくなった。ねえ、なんかおすすめある?」って、きらきらした表情で言っていた。


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