【完】ひとつ屋根の下、気がつけばあなたがいた

「うぅーん…美味しい!!最高だね!!」

「現金な奴め。昼前まで死にそうな顔して唸ってたくせに。
可愛い可愛いと持て囃されているようだが、スッピンで顔色が悪いとガリガリの鶏ガラみたいだったぞ」

「ちょっとぉ!!人が少し元気になったからっていきなりのパワハラ止めて下さいね?!
ゴホッゲホッ…まだ風邪の症状は治まってないんですから!」

「咳をする時は口を押さえろ。 俺にうつされたらたまったもんじゃないからな」

なによ?!
一緒の部屋で寝てたのはあんたの方でしょう?!

今日の小早川家はいつもに増して一層賑やかだ。
私達の口喧嘩を微笑ましく見守る秀人さんの優しい瞳。 ところどころツッコミを入れる真白。
朱莉と藍もいつも以上に笑っている気がした。

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