わけあってイケメン好きをやめました
「おい、堤!」
「眩暈が……」
「相当体調悪いな。救急車呼ぶか」
左手をブンブンと横に振り、絶対に嫌だとジェスチャーで伝える。
さすがにそれは大げさだ。こんなことくらいで呼んだら救急隊の人たちに悪い。
「美和さん……」
つらくて目を閉じていたら、絢音ちゃんの声が聞こえた。
異変に気づいて声をかけにきてくれたみたいだ。
「俺が今から病院に連れていく」
「わかりました」
ふたりの会話が聞こえ、病院も行かなくて大丈夫だと伝えたけれど、こんな状態でなにを言ってるのかと却下された。
虹磨さんに支えられ、駐車場に停めてある車に乗り込む。
助手席のシートにぐったりと沈んだ私に、虹磨さんがそっとシートベルトをしてくれた。
「体調管理できてなくてすみません」
申し訳なさがつのり、小さな声でつぶやいた。
「謝らなくていい」
救急で診察してくれる病院へ車を走らせてくれる虹磨さんは本当にいい人だ。
「昨日、遅くまで残業してただろ。働きすぎなんじゃないか?」
「これは別に残業のせいじゃ……」
「うちをブラック企業にするなよ」
冗談とも本気とも取れない発言に、思わずフフッと笑みをこぼした。
たしかにいくら仕事が好きでも、会社に迷惑をかけるようなら改めなければいけない。
「眩暈が……」
「相当体調悪いな。救急車呼ぶか」
左手をブンブンと横に振り、絶対に嫌だとジェスチャーで伝える。
さすがにそれは大げさだ。こんなことくらいで呼んだら救急隊の人たちに悪い。
「美和さん……」
つらくて目を閉じていたら、絢音ちゃんの声が聞こえた。
異変に気づいて声をかけにきてくれたみたいだ。
「俺が今から病院に連れていく」
「わかりました」
ふたりの会話が聞こえ、病院も行かなくて大丈夫だと伝えたけれど、こんな状態でなにを言ってるのかと却下された。
虹磨さんに支えられ、駐車場に停めてある車に乗り込む。
助手席のシートにぐったりと沈んだ私に、虹磨さんがそっとシートベルトをしてくれた。
「体調管理できてなくてすみません」
申し訳なさがつのり、小さな声でつぶやいた。
「謝らなくていい」
救急で診察してくれる病院へ車を走らせてくれる虹磨さんは本当にいい人だ。
「昨日、遅くまで残業してただろ。働きすぎなんじゃないか?」
「これは別に残業のせいじゃ……」
「うちをブラック企業にするなよ」
冗談とも本気とも取れない発言に、思わずフフッと笑みをこぼした。
たしかにいくら仕事が好きでも、会社に迷惑をかけるようなら改めなければいけない。