アクセサリーは 要りません
「それとツッキーに帰り道
歩いてるところも見られたらしい。
でもツッキーには買い物で
偶然会って一緒に帰っただけって
言ってるから」

「うん、それが良いかもしれないね」

「あと、俺、1、3、5週が
木曜休みで、
2、4、週が火曜休みになりそう。
今さっき、熊本さんが
木曜を多く休めるように
しておいたぞって
言いにきてくれた」

「うん、分かった」

「じゃあ、俺、寮棟に戻るな」

「うん、お疲れ様。頑張ってね」

「惠美里、ありがとう。

あ、明日7時半に揚げたての
唐揚げ用意して待ってるって
ツッキー言ってた」

「うん、分かった。
それまでに仕事終わらせるね。
じゃあ、明日」

私、大丈夫だった?今までの彼女はもっと気の利いたことを言っていたのだろうか?

「メールチェックしよ」余計な事を考えないように、頑張って元気な声を出した。
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