アクセサリーは 要りません
「捕まえた」

そう言って俺も寝転び抱きしめた。

「惠美里が嫌なことはしない。
嫌な時はすぐ言って。
だから力抜きな。

うん、そうそう、
ちょっとこのまま充電させて。」

しばらく、俺の左上腕に惠美里の
頭を乗せて左手を頭に、
右手は肩を抱きしめていた。

しばらくしたら惠美里が少し動いて、下から俺の目を覗き込んで、

「ねえ、山口先生、2人の時ね、
伊吹くんって呼んでいい?

え?痛い、ねっねって、
腕ゆるめて。

もぉ、強すぎって

えっちょっと?重いって!

え?ねえってば!」
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