アクセサリーは 要りません
「何飲んでるの?」

「え?お水」

「俺、ビール飲んで良い?
惠美里も何か飲む?」

「どうぞ。私はこれで大丈夫よ」

「乾杯」
「乾杯」

「風呂上がりのビールは美味いなぁ」

「普段お家で飲むの?」

「いや、1人じゃ飲まないかあ。

惠美里、手にはしてないけれど
足にはマニュキュアしてるんだね?」

「うん、足はペディキュアって
言うのだけれど、
足なら目立たないから
派手にしていても学校で何か
言われることないかと思って。
高校生ぐらいから自分でしているの」

「え?細かい模様入っているよ?
器用なんだね。

あ、俺も水もらって良い?」

「え?」

「あ、いや、違う。

そうでも良いけど、歓迎だけど。
ペットボトルの水
分けてもらって良い?」

「あ、、、はい、どうぞ」

「ありがとう」

落ち着かすために水をゴクゴク飲んだ。
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