アクセサリーは 要りません
それから、伊吹くんの誕生日とか、小さな頃どうやってお祝いをして貰っていたかとか、これからの訓練のことを聞いた。変更もあり得るから、その時その時で話し合おうと約束した。3年後、5年後、10年後、20年後までどうしているかなと想像して話しているうちに、ボトルが空になった。

「伊吹くん、
何年先も伊吹くんが笑っている
その横に私がいれたら嬉しいなぁ。

そのためにたくさん語り合おうね」

「そうだな。
俺はどちらかと言うと
言葉足らずだけれど、
伝えるように頑張るよ。
惠美里も疑問に思ったら
この間みたいに1人で悩まず、
その時に伝えて」

2人で並んで歯磨きして、バスローブのまま3時前にベッドに入って、長いキスをして、手をつないで眠った。
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