異国の地での濃密一夜。〜スパダリホテル王は身籠り妻への溺愛が止まらない〜
「待たせたね」
ズンと響く低くて渋い声。黒のスーツを着た体格の良い男性を二人後ろに連れた品の良さそうなお爺さんが目の前に現れた。
「会長、こちらが社長の奥様です」
長谷さんの言葉にハッと気がついた。会長、社長の奥様、つまりこのお爺さんは総介さんのお父さんだろうか。確かに優しい目元や輪郭、更には背格好までも似ている。
「あ、あのっ、私っ」
急いで席から立ち上がるも突然のことで緊張の余り何を言えば良いのか、言葉が出てこない。口の中が一気に乾く。
「いいよ、腰を下ろしなさい。妊娠しているんだろう、楽にして良い」
お父さんも席に座り私も「失礼します」と腰を下ろした。緊張からか震える指をぎゅっと握りしめて抑え込む。
「長谷に頼んで今日ここに君を連れてきてもらったのは私だ。総介の父の総一郎です。君は真緒さんでよろしかったかな?」
「あ、そうです。あの、ご挨拶が遅くなり申し訳ございません、私山咲真緒と申します。あの、そのっ」
「あぁ、堅苦しい挨拶はいい。今日はお嬢さんに話があってきたんだ」
パラリとテーブルの上に置かれた紙はドラマとかでしか見た事ないものだった。
「あの、これって……」
血の気がサーッと引くのが分かる。身体が重い。
「お、お嬢さんは片親なんだろう。お金に苦労したと聞いた。お、お金を、欲しいだけここに好きな金額を書きなさい」
ズンと響く低くて渋い声。黒のスーツを着た体格の良い男性を二人後ろに連れた品の良さそうなお爺さんが目の前に現れた。
「会長、こちらが社長の奥様です」
長谷さんの言葉にハッと気がついた。会長、社長の奥様、つまりこのお爺さんは総介さんのお父さんだろうか。確かに優しい目元や輪郭、更には背格好までも似ている。
「あ、あのっ、私っ」
急いで席から立ち上がるも突然のことで緊張の余り何を言えば良いのか、言葉が出てこない。口の中が一気に乾く。
「いいよ、腰を下ろしなさい。妊娠しているんだろう、楽にして良い」
お父さんも席に座り私も「失礼します」と腰を下ろした。緊張からか震える指をぎゅっと握りしめて抑え込む。
「長谷に頼んで今日ここに君を連れてきてもらったのは私だ。総介の父の総一郎です。君は真緒さんでよろしかったかな?」
「あ、そうです。あの、ご挨拶が遅くなり申し訳ございません、私山咲真緒と申します。あの、そのっ」
「あぁ、堅苦しい挨拶はいい。今日はお嬢さんに話があってきたんだ」
パラリとテーブルの上に置かれた紙はドラマとかでしか見た事ないものだった。
「あの、これって……」
血の気がサーッと引くのが分かる。身体が重い。
「お、お嬢さんは片親なんだろう。お金に苦労したと聞いた。お、お金を、欲しいだけここに好きな金額を書きなさい」