異国の地での濃密一夜。〜スパダリホテル王は身籠り妻への溺愛が止まらない〜
「うちの父は少し陽気過ぎるところがあって、ホテルの経営なども亡くなった母が殆どしていたんだ。なにせあの性格だから営業部などには向いているんだけどね。ねぇ、真緒の覚悟って何の話? 俺知らないよね?」

「いやっ、それは、そのっ」

 あんな事面と向かって総介さんに言えるはずがない。は、恥ずかしすぎる。


「社長、そろそろ時間が」


 長谷さんのクールな口調に助けられた。


「あぁ、そうだったね。真緒は電車でここまで来たのかな? 俺は仕事だから一緒に帰れないからタクシーを呼んでおくよ。それに乗って帰りなさい、電車だと辛いだろう?」


「うぅ……じゃあお言葉に甘えてお願いします」


「あぁ、また仕事が終わったら連絡するよ」


 総介さんの呼んでくれたタクシーに乗り私はその場を離れ、家へ帰った。
 なんだか怒涛の数時間、いやホテルにいたのは三十分くらいしか居なかったかな? よく考えれば私公共の場で総介さんと抱き合ってたよね? は、恥ずかしい。でも嬉しかったな……


< 162 / 170 >

この作品をシェア

pagetop