フヘンテキロマネスク
・
「じゃあまさちゃんバイバイ」
「うん、また明日」
電車で帰る私とは違って、バスで帰る日菜とお店の前で別れて、駅前に向かって歩き出す。
私の相談が終わったあとはいつもみたいに取るに足りない雑談をして、気づけばかなり時間が経っていたみたいだ。
もう10月も半ばを過ぎていて、だいぶ日が短くなったこともあり、通りは既に街灯の光に照らされている。
やっぱり夜になると人多いな。今日が金曜日だというのも大きいんだろうけど。
少し憂鬱になりながらも、まあ仕方ないか、と歩き進めていれば、目の前の信号がちょうど赤になって立ち止まった。この信号を渡ればもうすぐ駅だ。
だけど気を抜いていたところで、
「ねえお姉さん、もう帰るの?」
軽薄そうなチャラチャラとした男に声をかけられた。パッと見20代くらいで明らかに私より年上だ。
……っていうか、駅に向かってるんだから帰ってるのなんて聞かなくてもわかると思うのに。相手にしても意味が無いとわかっているので、目も合わせずに無視をする。
「じゃあまさちゃんバイバイ」
「うん、また明日」
電車で帰る私とは違って、バスで帰る日菜とお店の前で別れて、駅前に向かって歩き出す。
私の相談が終わったあとはいつもみたいに取るに足りない雑談をして、気づけばかなり時間が経っていたみたいだ。
もう10月も半ばを過ぎていて、だいぶ日が短くなったこともあり、通りは既に街灯の光に照らされている。
やっぱり夜になると人多いな。今日が金曜日だというのも大きいんだろうけど。
少し憂鬱になりながらも、まあ仕方ないか、と歩き進めていれば、目の前の信号がちょうど赤になって立ち止まった。この信号を渡ればもうすぐ駅だ。
だけど気を抜いていたところで、
「ねえお姉さん、もう帰るの?」
軽薄そうなチャラチャラとした男に声をかけられた。パッと見20代くらいで明らかに私より年上だ。
……っていうか、駅に向かってるんだから帰ってるのなんて聞かなくてもわかると思うのに。相手にしても意味が無いとわかっているので、目も合わせずに無視をする。