That's because I love you.
電車を降り目的地である水族館まで歩く途中で、明広は切り出す。
「…まりあさぁ、何か今日ずっと緊張してない?」
「…ふぇ…っ!?」
「もしかして、この前の僕の言葉気にしてる?次は抱くからーってやつ。」
「……!!ぇ、えっと…っ!」
やはり図星だったらしい。
真っ赤な顔で慌てるまりあに、苦笑しつつ弁明する。
「ごめん、わかりにくかったよねぇあれ。"次"っていうのは、"次会う時"じゃなくて、"次こういう機会があった時は"っていう意味で言ったんだよ。」
「…え?」
「今日は手出す気、ないよ。まりあが僕に慣れるまでもう少し待つから、今日は安心して水族館楽しみなよ。」
「…御木本さん…。」
驚きと安心と申し訳なさが混じった様な複雑そうな表情をするまりあの髪を、くしゃっと少々荒めに撫でる。
「あんな小動物みたいにぶるぶる震えてるまりあに手出すの、何か悪いことしてる気分になるしねー。」
「…ご…!ごめんなさいぃ…っ!」
「謝らなくていいんだって、面白かったし。"今度"までにゆっくり心の準備しといてねー。」
「…っ、はい…。…あの、御木本さん…。」
「ん?」
「……ありがとう…っ。」
そう言って微笑んだまりあの表情は、明広への敬愛心で満ちていた。
キラキラと眩しいつぶらな瞳に、可憐な笑顔に、明広は一瞬見とれてしまう。
「……、いーえ。ほら、もうすぐ着くよ。」
「わぁ~。ほんとだぁ、見えてきた~っ。」
はしゃぐまりあの横で、明広はゆっくり呼吸しながらドキドキとうるさい心臓を必死に鎮めていた。
しかし速くなった鼓動も、体の奥底の熱も、中々おさまってはくれなかった。
(…たった今、自分から"今日は手出さない"って言ったんだろ。まりあは中学生かってくらいウブだし、本気で待つつもりだったのに…何で早速ムラムラしてるんだよ…。)
はー、と一つ溜め息を吐き気持ちを切り替える。
水族館に入りまりあと話しながら水槽を見ていると、やはりそれなりに楽しくて、妙な気分も紛れて来た。
「きゃぁ~。御木本さん、ペンギン~!かわいい、かわい~っ!」
「よちよち歩いてるねぇ。あ、転んだ。」
「ふふふ…っ。すぐ起き上がってえらぁい~っ。」
緊張が完全に解け楽しそうに笑うまりあを微笑ましく思った明広も、つられて笑ってしまっていた。
「…まりあさぁ、何か今日ずっと緊張してない?」
「…ふぇ…っ!?」
「もしかして、この前の僕の言葉気にしてる?次は抱くからーってやつ。」
「……!!ぇ、えっと…っ!」
やはり図星だったらしい。
真っ赤な顔で慌てるまりあに、苦笑しつつ弁明する。
「ごめん、わかりにくかったよねぇあれ。"次"っていうのは、"次会う時"じゃなくて、"次こういう機会があった時は"っていう意味で言ったんだよ。」
「…え?」
「今日は手出す気、ないよ。まりあが僕に慣れるまでもう少し待つから、今日は安心して水族館楽しみなよ。」
「…御木本さん…。」
驚きと安心と申し訳なさが混じった様な複雑そうな表情をするまりあの髪を、くしゃっと少々荒めに撫でる。
「あんな小動物みたいにぶるぶる震えてるまりあに手出すの、何か悪いことしてる気分になるしねー。」
「…ご…!ごめんなさいぃ…っ!」
「謝らなくていいんだって、面白かったし。"今度"までにゆっくり心の準備しといてねー。」
「…っ、はい…。…あの、御木本さん…。」
「ん?」
「……ありがとう…っ。」
そう言って微笑んだまりあの表情は、明広への敬愛心で満ちていた。
キラキラと眩しいつぶらな瞳に、可憐な笑顔に、明広は一瞬見とれてしまう。
「……、いーえ。ほら、もうすぐ着くよ。」
「わぁ~。ほんとだぁ、見えてきた~っ。」
はしゃぐまりあの横で、明広はゆっくり呼吸しながらドキドキとうるさい心臓を必死に鎮めていた。
しかし速くなった鼓動も、体の奥底の熱も、中々おさまってはくれなかった。
(…たった今、自分から"今日は手出さない"って言ったんだろ。まりあは中学生かってくらいウブだし、本気で待つつもりだったのに…何で早速ムラムラしてるんだよ…。)
はー、と一つ溜め息を吐き気持ちを切り替える。
水族館に入りまりあと話しながら水槽を見ていると、やはりそれなりに楽しくて、妙な気分も紛れて来た。
「きゃぁ~。御木本さん、ペンギン~!かわいい、かわい~っ!」
「よちよち歩いてるねぇ。あ、転んだ。」
「ふふふ…っ。すぐ起き上がってえらぁい~っ。」
緊張が完全に解け楽しそうに笑うまりあを微笑ましく思った明広も、つられて笑ってしまっていた。