That's because I love you.
「…っ…。…ぁ…。」
「…下、触るよ…?」
「……はい…。」

優しく穏やかな明広の声に消え入りそうな声で返事をすると、彼は宥める様にそっとキスをしてくれた。
下着の上から、秘部を指の腹で撫でられる。

「…すご。下着の上からでもわかる…びしょびしょじゃん。」
「……っ…!」

それもその筈、まりあは大好きな明広にキスされ優しく丁寧に上半身を愛撫され、幸福感の伴う快感にずっと支配され感じまくっていたのだ。
しかし明広の言葉に恥ずかしくて堪らなくなったまりあは、ぽろぽろと涙を溢し始めてしまう。

「…っふぇ…。…ごめ…なさ…っ。」
「…こらこら。何泣いてるの。」
「だ、だって…っ。こんなになっちゃ…。」
「いや、これは普通に良いことだから。まりあは優秀だねぇって褒めたんだよ。」
「…ゆうしゅう…?」
「そう。だから泣く必要ないの。…安心して。」

明広が優しく宥めてキスしてやると、胸がホッと暖かくなったまりあはすぐ泣き止んでおとなしくなる。

(…あの言葉で泣くとか、面白過ぎだろ。本当にセックスのこと何もわかってないんだな…仕方ない。これからしっかり教え込んでやるか…。)

性行為の経験が全く無いまりあの思いもよらぬ行動や台詞が、明広は面倒臭いどころか何故かとても嬉しかった。
まりあは自分との行為が全て初めて。
この世にも珍しい純粋無垢な彼女を自分が一から仕込めることに、胸が高鳴っていたのだ。
不安になって泣き出しても、自分がキスして慰めればすぐ泣き止んで顔を赤くする所も、可愛くて仕方がなかった。

(…安心しなよ。まりあの初めて、出来る限り怖い思いをさせない様に…優しくするからさ。)

明広は自覚無しに微笑みながら、彼女のバスローブに手を掛ける。
バスローブと下着を脱がすと、一糸纏わぬ姿になったまりあは恥ずかしさからぎゅっと身を縮こませてしまった。

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