猫目先輩の甘い眼差し


何度も言い聞かせて、上がる体温を抑えること十数分。

別れ道の交差点に着いた。



「あのさ、テスト終わったら、ペットショップに行かない?」

「ペットショップって、ショッピングモールの……?」

「うん! 来月リニューアルオープンするっていってるから。一緒にどうかなって」



学校の近くにある、3階建てのショッピングモール。

その中にあるペットショップが、来月上旬に新しく生まれ変わります。

と、今朝のチラシに大きく書かれてあったのを思い出した。



「はい! ぜひ! 私も気になってたんです! あ、もしかしてまたバイクに……?」

「ううん! さすがにこの時期は、俺もあまり運転したくないよ。自転車かバスで行こうかなって考えてる」



確かに。連日雨が降るこの梅雨の時期に、好んで運転する人はあまりいないよね。

ホッとした。



「わかりました。楽しみにしてます」

「ありがとう。また近くなったら連絡する」



手を振った後、ツーリングの時と同じように颯爽と走り去っていった。


また誘われちゃった。

これはデートというより……課外活動、かな?
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