猫目先輩の甘い眼差し
待ち合わせ時間の午後2時。
ショッピングモール内のペットショップの入口で、一ノ瀬先輩と落ち合った。
「思ったより少ないですね」
「だね。平日だからかな」
溢れんばかりの人がいるかと予想していたら、店内が広いのもあり、そこまで混雑はしていない様子。
早速動物を見に……いきたいところだけど、まずはおやつを買うことに。
「ベルちゃんとトラ吉くんは何が好きなの?」
「ベルはジャーキーが好きで、トラ吉はかつおぶしが好きですね」
母がくれた写真を元におやつコーナーを回り、同じ商品を探す。
「トラ吉を捜してた時も、かつおぶしを持ってたんですよ」
「だからあの時手にがっついてたんだ。あ、ジャーキーってこれじゃない?」
先輩が指差した商品を手に取り、確認してかごの中へ。
しょっちゅう猫と触れ合っているにも関わらず、まだ覚えていたなんて。もう3ヶ月も前なのに。
相当トラ吉のことが気に入ってるんだなぁ。
無事、全てのおやつを見つけ、レジにて精算。
リュックにしまい、いよいよペットコーナーへ。