猫目先輩の甘い眼差し


別行動をすること20分。
レジカウンター前で合流し、猫ちゃん達を見ることに。



「猫ちゃん、こんにちは!」



先程よりもワントーン高い先輩の声。

動物全般好きだけど、猫は別格な様子。


流すように見ていると、1匹の猫が目に留まった。


生後3ヶ月のアメリカンショートヘアの女の子。色はレッドタビーと書かれている。

ちょこちょこ歩いてて可愛い。



『ごめんね……! 今お水持ってくるから……!』



「……トラちゃん」

「えっ?」



あ、しまった。



「すみません。パッと見、茶トラ猫に似てるなぁと思って」

「あぁ、そういうこと」



ふぅ、と胸を撫で下ろす。


色合い、歩き方、大きさ、性別。

模様は少し違うのに、雰囲気が似ていて、思わず姿を重ねてしまった。


何度もこういう子は見てきているけれど……やっぱり、この時期になると思い出しちゃうな。


子猫に癒やされた後は、次は子犬達に癒やされに向かう。



「お待たせしました〜。ダックスちゃんです」

「わぁ、可愛い〜」
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