今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~
「これでもう大丈夫ね! だけど、石が燃えるなんてへんね。そもそも昼に見回った時は、こんな石なかったのに」
眉根を寄せ、ベンチの上のこぶし大の黒い石ころを見つめて漏らす。
『おそらく、ただの石ではないぞ』
「えっ? それって――」
ベルの言葉を詳しく聞き返そうとした、その時。
「こっちだ! 段々と煙は弱まっているようだが、油断はできんぞ!」
複数人が駆けてくる足音と、パパの鋭い声が響いた。
うそっ、パパたちが帰って来ちゃった! どうしよう!
ドクンと心臓が大きく跳ねる。早鐘みたいに鼓動が鳴って、血は駆け足で巡っているはずなのに、なぜか指先からはスーッ血の気が引いていく。
直後に、歩行路からパパと初めて見る若い女性、御者の男性と家令のジェームズの四人が姿を現す。
「リリー!?」
パパは東屋に私を認め、驚いたように目を瞠った。私はなす術なく、ビクンッと肩を跳ねさせて固まった。
もちろん、火を付けたのは私じゃない。だけど状況は、まさに私が火遊びをした犯人であるかのよう。
眉根を寄せ、ベンチの上のこぶし大の黒い石ころを見つめて漏らす。
『おそらく、ただの石ではないぞ』
「えっ? それって――」
ベルの言葉を詳しく聞き返そうとした、その時。
「こっちだ! 段々と煙は弱まっているようだが、油断はできんぞ!」
複数人が駆けてくる足音と、パパの鋭い声が響いた。
うそっ、パパたちが帰って来ちゃった! どうしよう!
ドクンと心臓が大きく跳ねる。早鐘みたいに鼓動が鳴って、血は駆け足で巡っているはずなのに、なぜか指先からはスーッ血の気が引いていく。
直後に、歩行路からパパと初めて見る若い女性、御者の男性と家令のジェームズの四人が姿を現す。
「リリー!?」
パパは東屋に私を認め、驚いたように目を瞠った。私はなす術なく、ビクンッと肩を跳ねさせて固まった。
もちろん、火を付けたのは私じゃない。だけど状況は、まさに私が火遊びをした犯人であるかのよう。