愛のない結婚のはずが、御曹司は懐妊妻に独占欲を放つ【憧れの溺愛シリーズ】
こうしてふたりだけで外で食事をするのは本当に久しぶり。
家族三人で出かけるときは、まだまだ手のかかる年齢の幸をしっかりと見てあげないといけない。
わたしたちは“パパとママ”なのだから。

幸……いい子にしているかな……。

赤ちゃんの時からあまり人見知りをしない子で、わたしや祥さんから離れてもあまりぐずったことはない。きっと祥さんに似たのだと思う。
だけどしっかりしている分、言いたいことを我慢していることもあって、そのあたりはわたし似なのかもしれない。

だけど幸だって二週間ぶりのパパと触れ合いたかったに違いない。

今回はオープン前の最終チェックだと言っていたから、子どもは連れて来られなかったのだと思う。
でも、次は幸もここに連れてきてあげたい。祥さんのことが大好きな娘に、「パパのお仕事はすごいのよ」って教えてあげたい。

もし可能なら両親や妹家族も呼ぼう。休みなく働いている彼らに、この素敵な場所でゆったりと過ごしてもらいたい。幸だって、従兄弟たちと一緒の方がきっと楽しいだろう。


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