愛のない結婚のはずが、御曹司は懐妊妻に独占欲を放つ【憧れの溺愛シリーズ】
***
ほどなくしてバスルームから出てきた祥さんが、ソファーの端に座るわたしを見て目を見張った。
わたしは彼が口を開く前に『わたしもシャワー頂きてきますっ!』と入れ替わるようにそこに飛び込んだ。
熱いシャワーの下で、歯がカチカチと小刻みに音を立てる。これから自分がしようとしていることを考えてはいけないと、何度も頭を振った。
そして、彼の倍以上の時間がかかってやっとバスルームから出てきたわたしを、彼は無言で抱え上げると、さっきわたしが見た奥の部屋のドアを開けた。
横抱きからベッドの上に下ろされ、上質なスプリングと最高級のリネンを背中に感じた直後、上から圧し掛かられて息を呑んだ。
わたしを抱きあげた祥さんが開いたのは、さっき見た部屋の奥の扉。
そこは思った通り、ベッドルームだった。
キングサイズのベッドがあるのかと思いきや、意外とダブルベッドが二つ置かれたツイン形式の部屋。
もしかしたら一緒に泊まる相手がいたのかもと、疑問が一瞬よぎったけれど、今のわたしにはそれを深追いする余裕は皆無。
予想と少しだけ違ったこの部屋で、これから自分の身に起こることを思うと、口から心臓が飛び出そうになる。
だけど、怖気づいたと思われたらやめてしまわれるかも。
そう思ったわたしは、唇を噛みしめて必死に震えを堪えてみた。
すると、大きな手が私の頬を包み、親指の先で唇を開くようにゆっくりと間をなぞられた。
「ほら、そんなに噛むな。傷になるぞ」
「ん、」
唇をなぞられただけなのに背中をむず痒いような痺れが走って、口から小さな吐息が漏れ出した。彼は口の端を持ち上げ「ふっ」と吐くように笑うと、そのまま唇を重ねてきた。
「んっ、……んん~っ」
いきなりのキスに驚いて反射的に唇を閉じようとしたけれど、それよりも彼の侵入の方が早かった。ぬるりと生温かいもの唇の間を割られ、感じたことのないぞわりとした感覚に喘ぐ。まるでそれを狙っていたかのように、一気に舌を絡め取られた。
『初心者でも容赦はしない』とでも言うような激しいくちづけ。息を吸う間もないほどに責め立てる舌遣い。
好き勝手にわたしの咥内を貪っていく。
どちらのものともつかないほど唾液も吐息も混ざり合ったあと、それをすするようにくちづけてから、彼はやっとわたしの唇を解放した。
ほどなくしてバスルームから出てきた祥さんが、ソファーの端に座るわたしを見て目を見張った。
わたしは彼が口を開く前に『わたしもシャワー頂きてきますっ!』と入れ替わるようにそこに飛び込んだ。
熱いシャワーの下で、歯がカチカチと小刻みに音を立てる。これから自分がしようとしていることを考えてはいけないと、何度も頭を振った。
そして、彼の倍以上の時間がかかってやっとバスルームから出てきたわたしを、彼は無言で抱え上げると、さっきわたしが見た奥の部屋のドアを開けた。
横抱きからベッドの上に下ろされ、上質なスプリングと最高級のリネンを背中に感じた直後、上から圧し掛かられて息を呑んだ。
わたしを抱きあげた祥さんが開いたのは、さっき見た部屋の奥の扉。
そこは思った通り、ベッドルームだった。
キングサイズのベッドがあるのかと思いきや、意外とダブルベッドが二つ置かれたツイン形式の部屋。
もしかしたら一緒に泊まる相手がいたのかもと、疑問が一瞬よぎったけれど、今のわたしにはそれを深追いする余裕は皆無。
予想と少しだけ違ったこの部屋で、これから自分の身に起こることを思うと、口から心臓が飛び出そうになる。
だけど、怖気づいたと思われたらやめてしまわれるかも。
そう思ったわたしは、唇を噛みしめて必死に震えを堪えてみた。
すると、大きな手が私の頬を包み、親指の先で唇を開くようにゆっくりと間をなぞられた。
「ほら、そんなに噛むな。傷になるぞ」
「ん、」
唇をなぞられただけなのに背中をむず痒いような痺れが走って、口から小さな吐息が漏れ出した。彼は口の端を持ち上げ「ふっ」と吐くように笑うと、そのまま唇を重ねてきた。
「んっ、……んん~っ」
いきなりのキスに驚いて反射的に唇を閉じようとしたけれど、それよりも彼の侵入の方が早かった。ぬるりと生温かいもの唇の間を割られ、感じたことのないぞわりとした感覚に喘ぐ。まるでそれを狙っていたかのように、一気に舌を絡め取られた。
『初心者でも容赦はしない』とでも言うような激しいくちづけ。息を吸う間もないほどに責め立てる舌遣い。
好き勝手にわたしの咥内を貪っていく。
どちらのものともつかないほど唾液も吐息も混ざり合ったあと、それをすするようにくちづけてから、彼はやっとわたしの唇を解放した。