過保護な御曹司の溺愛包囲網~かりそめの妻かと思いきや、全力で愛されていたようです~
私が着たいドレスを考えていく中で、どうしても使いたい材料が出てきた。
数年前に久々莉が使ったレース素材だ。当時も彼女が様々な伝手を使ってなんとか手に入れていたが、調べてみたら今もやはり入手が困難なようだ。でも、久々莉なら入手が可能かもしれない。
「今度、フェリーチェで上司だった久々莉さんに会おうと思うんですけど」
外部の人間の手を借りるのなら、拓斗に許可を取っておくべきだろうと相談した。
「何かあった?」
私の味方をしてくれる女性とはいえ、フェリーチェの人間の名前を挙げたせいか、拓斗が若干眉をひそめた気がしたが、すぐにいつもの笑みを浮かべてしまったから定かではない。
「材料の入手で、久々莉さんの伝手を借りようかと思いまして」
「なるほど。わかった、いいよ」
やはり、さっきの拓斗の表情は気のせいだったのだろう。彼はすぐに許可してくれた。
翌日、久々莉に連絡をすると、久しぶりに話もしたいからと明後日の彼女の休日にランチをする約束を取り付けた。
散々心配をかけたかつての上司に会えるのは嬉しくもあり、唐突に会社を辞めてしまったことに後ろめたくもある。
当日、落ち着かない気持ちで、久々莉と待ち合わせているレストランへ向かった。
数年前に久々莉が使ったレース素材だ。当時も彼女が様々な伝手を使ってなんとか手に入れていたが、調べてみたら今もやはり入手が困難なようだ。でも、久々莉なら入手が可能かもしれない。
「今度、フェリーチェで上司だった久々莉さんに会おうと思うんですけど」
外部の人間の手を借りるのなら、拓斗に許可を取っておくべきだろうと相談した。
「何かあった?」
私の味方をしてくれる女性とはいえ、フェリーチェの人間の名前を挙げたせいか、拓斗が若干眉をひそめた気がしたが、すぐにいつもの笑みを浮かべてしまったから定かではない。
「材料の入手で、久々莉さんの伝手を借りようかと思いまして」
「なるほど。わかった、いいよ」
やはり、さっきの拓斗の表情は気のせいだったのだろう。彼はすぐに許可してくれた。
翌日、久々莉に連絡をすると、久しぶりに話もしたいからと明後日の彼女の休日にランチをする約束を取り付けた。
散々心配をかけたかつての上司に会えるのは嬉しくもあり、唐突に会社を辞めてしまったことに後ろめたくもある。
当日、落ち着かない気持ちで、久々莉と待ち合わせているレストランへ向かった。