過保護な御曹司の溺愛包囲網~かりそめの妻かと思いきや、全力で愛されていたようです~
熱い舌が私の口内をくまなく暴いていくのが心地よくて、自ら舌を差し出していた。それを優しく吸い上げられ、思わず甘い声が漏れてしまう。

「ん……はぁ……」

頬に添えられていた拓斗の手が、体の線をなぞりながら優しく行き来し出すと、どこかくすぐったくて逃れるように体を捩った。それを拓斗が許してくれるはずもなく、優しく拘束してくる。

熱い手がカットソーの裾から内側へ侵入した途端、体がビクッと反応した。嫌なわけじゃない。ただ久しぶりの感覚に驚いただけ。

「進めてもいい?」

問いかけてくる声音はとにかく優しくて、気やすめの気遣いではないと勘違いしそうだ。
宥めるように優しく頬を撫でられて、体のこわばりが徐々に解けていく。
きっと彼にもそれが伝わったのだろう。耳元に口づけながら再び素肌に手を滑らせ、ついには私の胸を包み込んだ。

「あっ……」

優しく触れる彼の手は次第に動きを大胆にし、私が強く反応した個所に執拗に触れてくる。ほどなくして、彼の手が下へとずれていく。

「やぁ……」

私の反応を伺いながら確実に快感を高めてくる彼の愛撫に、何も考えられなくなっていく。
思わず膝をすり合わせると、彼もそれに気づいたのだろう。私の足の間に、素早く体を滑り込ませた。

< 31 / 187 >

この作品をシェア

pagetop