もっと俺を欲しがって?
神子戸様が体を起こして、嬉しそうに空を見上げる。
「そ、そっかーって…」
私は体を起こして、そんな神子戸様の横顔を見上げる。
ほんとに意味、伝わったのか…な?
「み、神子戸様は…その。私の、こと…」
「うん?」
神子戸様が空から私に視線を落として。
いっしゅん、暗くなった視界。
くちびるを啄んでいった、柔らかい唇。
「…うん。そうだね。俺、小柴ゆあのことが好きだ」
「ほ、本当…ですか!?」
「うん、いまわかった」
神子戸様が私を見る、愛おしげなその温度…信じても、いいの?
「今まで出会ったものの中でいちばん。小柴ゆあが好きだよ?」