悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「どうやら、言葉ではうまく伝わらないようだから、これからはどんどん愛情表現していこうと思う」

エリオットは、アメリアのチェリーピンクの髪を一房手に取ると、見せつけるように目の前でちゅっとキスを落とす。

その仕草に、胸が大きく高鳴った。そんなことをされたら、途端に逆らえなくなるのを感じて、その強い色香を前にくらくらする。

――ここへきて、自分の大変な変化に気づいた。

ほのぼの恋愛のワンコ系だとか、難攻不落のツンな眼鏡系だとか、正統派イケメン王子様とか、どの美男子だって異性として全くトキメキはなかったのに。

彼こそが、私の好みになっているっぽい。

つまりエリオットの全部にドキドキしている自分がいる。そもそもアメリアは、前世でも恋未経験者だ。ずっとこの調子だと、正直、心臓ももたない。

「せ、攻めっせめの溺愛モードなんて、反則です!」

アメリアは、せめてもの抵抗と思って叫んだ。



けれど、その後エリオットからもう一度とキスをせがまれた。結局恥ずかしさマックスで「はい……」答えさせられたあげく、上機嫌な彼に、再び濃厚な口付けを受けたのだった。








< 230 / 230 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:872

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
★2026.4.05 ベリーズファンタジースイートにて書籍化のため、第一章までの公開中です★ 落ちこぼれ公爵令嬢だったエレスティア。 皇帝・ジルヴェストとの甘い初夜を終え ついに赤ちゃんを授かり―― 生まれてきた子はまさかの双子! しかもやっぱり特別な力がありそうで…? 『ああ、ママになった妻も可愛くてたまらないっ!』 心の中も言動にもますます愛が溢れるジルヴェストの献身的なサポートを受け、 慌ただしくも楽しい育児ライフを送る。 そんな中、エレスティアは【戦場の狂犬】と恐れられる とある王国の第二王子に突如謁見を申し込まれて…!? エレスティアの前世の記憶と 特別な魔力の謎がついに紐解かれる――! 「俺は、世界で一番幸せな夫だ」 強面皇帝の極上愛が、双子爆誕でヒートアップ!? ウブな小動物系皇妃×溺愛駄々漏れ皇帝の 異世界恋愛ファンタジー♡
表紙を見る 表紙を閉じる
★2025.06.05 ベリーズファンタジースイートにて書籍化のため、第一章までの公開中です★ 落ちこぼれ公爵令嬢だったエレスティアは、 皇帝・ジルヴェストと結婚し正式に皇妃となる。 「愛してる。愛しいエレスティア。俺の、最愛の妻」 「……っ」 ついに心も体も結ばれた2人。しかしその夜を境に、 なぜかジルヴェストの心の声が聴こえなくなっていて…。 魔力の影響があったのかと不安になる中、 エレスティアは隣国での公務へ向かうことに。 しばらく離れ離れの時間を過ごす2人だが、 エレスティアにちょっかいをかける王子の存在を知った ジルヴェストの独占欲は最高潮に達していて…!? 「離れていたのだから、一緒にいたい」 心の声は聴こえないはずなのに、旦那様の甘い言葉が止まらない!? リミッターを外した冷徹皇帝の耽溺猛攻に 初心な新妻は朝から晩までドキドキさせられっぱなしで…。 ウブな小動物系皇妃×溺愛駄々漏れ皇帝の 異世界恋愛ファンタジー♡
表紙を見る 表紙を閉じる
目をあけたら家族に虐げられている憐れな「悪女に仕立て上げられた姉」に転生していた。冷酷な獣人大公様へ嫁げ、と。こんな家追い出されたほうがマシ!「それでは、さようなら」と笑顔で別れたのだが――大公邸で出会ったのは彼が後継者に引き取ったと噂になっていた、可愛い獣耳と尻尾を持った子供!私のように寂しい子供時代にはさせないわっと決心したら、いつの間にか子供にも大公様にも大事にされていて……? ※他サイト様にも掲載

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop