惹かれたのは強く、眩しい子で。







リラ様の就寝時の準備をしないといけない。



そう思っていても、力が抜け切った体は、ふかふかのベッドから起き上がることもできそうにない。




……何だったのだろうか。


エル…、にキスされた。

首にも耳にもキスをされ、舌が耳の中をいやらしい音を立てて動いていた。




思い出すだけで自分が溶けてしまいそうだ。


未だに収まらない熱にエルの温もりを感じる。



「エル……。」


私はいつの間にかエルに惹かれてた。

何で、どこに、なんて何度も自分に問いかけた。




横暴だけど、優しいところ。
私たち孤児院の子どもを救ってくれたところ。
笑うと可愛いところ。
…すぐ、手を出してくるところ。




最後のは、惚れた弱みだと思うが…。




広い部屋にエルを感じながら、私は幸せな気分になっていた。








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