惹かれたのは強く、眩しい子で。
「ですが、ひとつお耳に入れたいことが。」
「ノーティ家にはどうやら屋敷図に載っていない場所が存在するんだとか。」
「載っていない、場所…。」
「確定ではなさそうですが、数人の使用人から当主が不思議なところから急に現れるという情報が。」
「不思議なところとは?」
ハミルがノーティ家の屋敷図を広げる。
ノーティ家は屋敷に力を入れているため、言ってしまえば城を真似ているような、豪華絢爛な造りになっている。
この辺りだとハミルが差したのはノーティ家の庭園から屋敷内に入れる辺り
こんな目立つところに誰も知らない場所が存在するのか…?
実際に見ないと判断しかねるが、庭園には誰かしらいるだろう。
「調べられるか?」
「既に潜り込んでいる者にも伝えてあります。何かしらの手がかりがあればいいのですが。」