小さな願いのセレナーデ
結局夕飯は、四人一緒にいただくことになった。
と言っても碧維のメインは、あのレトルトのカレーだけど。陶器の綺麗な桜模様の茶碗に盛られ、なんだかレトルトのカレーとの違和感が凄い。
「碧維、これも食べなさい」
「いやぁー」
昂志さんがキュウリを口に持ってくが、碧維はこてとして食べない。
ぎゃんぎゃんキュウリを目の敵のように騒いでいるが、瑛実ちゃんがスープのほうれん草を目の前に持っていくと、何故かパクりと食べた。
ニコッと瑛実ちゃんに笑いかける碧維に、昂志さんはたじろいでいる模様。
「こら、こっちも食べなさい」
「こーし」
「碧維、パパと呼びなさい」
(えっ……)
目の前に瑛実ちゃんも居るのにどうしよう……と焦るが、瑛実ちゃんは顔色一つも変えずに、次に食べさせたい野菜をフォークに刺していた。
「パーパー?」
「うん、パパだ」
「パーパ?」
「そうだ」
碧維はいまいちピンときてなさそうだ。頭にハテナが浮かんでいる模様。
でも昂志さんの目尻は下がり、緩んだ頬で碧維を見ていた。
と言っても碧維のメインは、あのレトルトのカレーだけど。陶器の綺麗な桜模様の茶碗に盛られ、なんだかレトルトのカレーとの違和感が凄い。
「碧維、これも食べなさい」
「いやぁー」
昂志さんがキュウリを口に持ってくが、碧維はこてとして食べない。
ぎゃんぎゃんキュウリを目の敵のように騒いでいるが、瑛実ちゃんがスープのほうれん草を目の前に持っていくと、何故かパクりと食べた。
ニコッと瑛実ちゃんに笑いかける碧維に、昂志さんはたじろいでいる模様。
「こら、こっちも食べなさい」
「こーし」
「碧維、パパと呼びなさい」
(えっ……)
目の前に瑛実ちゃんも居るのにどうしよう……と焦るが、瑛実ちゃんは顔色一つも変えずに、次に食べさせたい野菜をフォークに刺していた。
「パーパー?」
「うん、パパだ」
「パーパ?」
「そうだ」
碧維はいまいちピンときてなさそうだ。頭にハテナが浮かんでいる模様。
でも昂志さんの目尻は下がり、緩んだ頬で碧維を見ていた。