No rain,No rainbow
ぶらぶらと書店に入って、ゆっくりと本棚を見てゆく。

料理雑誌をふたりで眺める。

あ、これ美味しそう。今度一緒に作りましょう?

でもあなた、こんなに大量に玉ねぎみじん切りに出来ます?

律さんにお願いするので大丈夫です。

ちゃっかりしてますねぇ。

横並びで一冊の雑誌を覗き込む。

ふと気がつけば、あまりに近い距離にびっくりして。

少し、間を空けて立った。

そんな私を瞬時に認めた律さん。

「…どうして、離れるの…?」

「……、」

そうして、律さんの方が私ににじり寄った。

もう、ぴったりとくっついている、律さんの腕と私の肩。








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