No rain,No rainbow
「あぁ、それで、昨日藤城さんにおめでとうの電話をしたら、良かったら、4人で飲みませんか?って」

微笑みながら、律さんが言う。

「わぁ!いいですね!藤城さんの奥さん、素敵なひとなんでしょうね」

「そうですねぇ。まぁ、でも、オレはあなたがいちばんですけど、ね?」

なんて、隣で少し首を傾げてみせた律さん。

「…律さんこそ。私に爆弾落とすの、得意ですね?」

「そう思います?ありがとうございます」

「……、」

少し、ふざけて睨んだ私を、余裕の笑顔でかわす、律さん。

こういう会話のキャッチボールも嬉しい。


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