政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】

「あとはそれ、ローションね。だって最初緊張して濡れなかったら出来ないよ?日和たちはこの日って決めちゃってるわけでしょ?セックスできなかったらまた先延ばしになるじゃない」
「そ、そうだけど…これって体に塗るんだよね?」
「まぁ、全身に塗ってもいいけど」

 電話越しからも伝わる舞衣子の楽しそうな声と反して私の声はどんどん小さくなっていく。準備の手伝いをしてくれた舞衣子にお礼を言って電話を切った。

 “頑張ってね!”と背中を押されたが、これらを見ると自信が出るどころか逆に不安が増殖する。

 私も知っている有名ブランドのネイビーの下着は装飾が非常に綺麗で作りもしっかりしている。
しかし、目の前にあるTバックとブラジャーは、本来の下着の目的としては隠さなくてはならない部分が明らかに少なくて機能性が心配になった。それにこんなものを着たら楓君はなんていうだろう?
これとセットでスリップもあった。
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