政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】
「ストレスとか大丈夫?政略結婚って色々ストレス溜まるんじゃない?今日の風邪もストレスから免疫が下がってなってる可能性もあるよ」
「…そんなことは、」
言いかけたところで、白いドアが開いた。
楓君は私と松堂君を見るとあからさまに眉間に皺を作り、いら立ちを見せた。
「日和、帰ろう。調子はどう?」
松堂君を無視するように私の体を起こす。松堂君はすっと椅子から立ち上がった。
「うん…大丈夫。熱はまだありそうだけど」
「今日はゆっくり休もう」
「西園寺さん、」
私に手を貸し立ち上がらせると、一瞥もくれずにその場を去ろうとする。そんな楓君に松堂君が声を掛けた。
一気にぴりつく空気は以前と同じだ。二人が初めて会った時も同じだった。
「奥様は体調が悪いので無理はさせないようにしてください」
「そんなことはわかってる」
「ストレスは大敵ですよ」
松堂君も様子が違った。
先ほどまでの温和な雰囲気から一変して、棘のある口調を楓君に向ける。
楓君は何も言わずに私の手を引いた。
松堂君に何も言えずにその場を去った。
「…そんなことは、」
言いかけたところで、白いドアが開いた。
楓君は私と松堂君を見るとあからさまに眉間に皺を作り、いら立ちを見せた。
「日和、帰ろう。調子はどう?」
松堂君を無視するように私の体を起こす。松堂君はすっと椅子から立ち上がった。
「うん…大丈夫。熱はまだありそうだけど」
「今日はゆっくり休もう」
「西園寺さん、」
私に手を貸し立ち上がらせると、一瞥もくれずにその場を去ろうとする。そんな楓君に松堂君が声を掛けた。
一気にぴりつく空気は以前と同じだ。二人が初めて会った時も同じだった。
「奥様は体調が悪いので無理はさせないようにしてください」
「そんなことはわかってる」
「ストレスは大敵ですよ」
松堂君も様子が違った。
先ほどまでの温和な雰囲気から一変して、棘のある口調を楓君に向ける。
楓君は何も言わずに私の手を引いた。
松堂君に何も言えずにその場を去った。